レインボー爾改

f:id:TDUSIotQ:20220710171702j:image

・簡単な解説

《レインボーアート》を搭載した、その名の通り5色ふんだんに使った爾改です。

【ピルルクACRO】の項でも触れました通り、レベル0ルリグは《ツーダスト》を先手で受けてしまう赤を敢えて使っています。

【ピルルク】が初手《全身全霊》を撃たれるのに対してこちらは赤色対抗色アーツの《ツーダスト》を撃たれることになるのですが、手札をフル回転する爾改の性質も相まってハチャメチャにキツいです。

ここでも《ドロンジョ》がその汎用性を遺憾なく発揮しています。

《硝煙》と合わせて二面バニッシュは強烈で、毎ターン全面開けることが更に容易となりました。

バニッシュした後は必殺の《アンサプ》の為の黒エナ兼蘇生要員として最後まで活躍してくれます。

そしてやはり目を惹くのは《ノーゲイン》ですよね。

ライフバースト目的で積まれたこのカードは当然非常に凶悪で、踏んでしまうと並んだ《アンモライト》がすべて通ってしまい序盤でライフクロス0にされたりします。

出禁にしなかった理由は別に安定して踏ませることは出来ないからです。

運ゲー助長とも取れますが、まあこの環境で悪用《ノーゲイン》を喰らっておかないなんて勿体無い(?)と思いますんで普通に採用型を組みました。

ノーゲインが禁止になる話は擦り尽くされ今更語るまでもないので割愛します。

《レインボーアート》はスペルとシグニをフル稼働するこのデッキと非常に相性が良く、効果をもて余すことなく使用出来ます。

詰める際に相手の蘇生アーツからの《アステカ&ヘンジ》をアタック時に一面退かせることの出来る《キュア》を1枚だけ入れているのですが、このカードのおかげで必要な時に拾ってくることが可能です。

パーツを拾うついでに面を複数開けたりドローしたりと、手札をフル回転させて場を開けに行くこのデッキととても噛み合っています。

 

……余談ですが、この《レインボーアート》の初出はカードゲーマーのプロモでして、それまでの同雑誌のプロモは《ゼノマル》から始まり《アンサプ》《ミリア》《アイドルディフェンス》と来てすべてハズレ無しです。

《ゼノマル》《アンサプ》は特に高騰が激しく、カードゲーマー付録のアーツは高騰しやすいという印象が付きました。

しかし、このカードはメインにしか撃てないこともあり見た目より汎用性が低く、シングル価格は雑誌の半額程でした。

カードゲーマープロモアーツ暴騰事件を体験し、同じ轍を踏むまいと誓った賢者いや学習能力の高い崇高なプレイヤー達が《レインボーアート》のカードゲーマーを複数予約購入し爆死するといった光景がよく見られました。

 

………そしてまた余談ですが、採用しているアンのイラスト版の再録《レインボーアート》は、この時期からだいぶ後(WX-12)の収録となります。

ホロ加工と合わせてアンがとても可愛く綺麗で映えるカードになっているのですが、あまりにも再録が遅すぎて再録時には既に完全に使い物にならないカードとなっていました。

せっかくの新規イラストも活躍が出来ないとなると、イラストレーターさんもカードも可哀想だな、と感じます。

しかし、ゲートボールではそのような心配は無用です。

おそらく再録版のこの子はまだまともに闘ったことが無いでしょう。

存分に、全盛期の力を発揮してもらいましょう。


f:id:TDUSIotQ:20220710171642j:image