どの環境でプレイするか


①やりたいカードプールを決める

特定の環境を再現するコンセプト上、プレイする身内同士では「カードプールを合わせる」必要があります。

ここをほんとにしっかり相談の上でぴったり合わせないと、「環境の再現」にはならないどころか「人によって使っている環境デッキのカードプールがぐちゃぐちゃで、それにより過去環境同士での対戦というコンセプトがはっきりしなくなり、何をやっているのか分からなくなってすぐ飽きる」といったことも起こり得ると思います。

「このルリグはユニークスペル貰えるの相当後だけど、他のルリグは皆貰ってるしハンデで特別に使えることにしよう(6弾環境辺りでタウィルあたり使おうとした人が言いそう)」

……みたいなことをやりだすと過去環境の再現というコンセプトが滅茶苦茶になるので、そういうのは本当に辞めといた方がいいと思います。

僕は全部自分で出来るだけバランス良く環境を再現して組んで対戦の際は気軽に貸し出せるという形にしましたので、カードプールが身内間でズレるという点は心配無用です。



②カードプールの期間を調べる

通常パックなら次弾の発売日前日までで区切ればいいのですが、プロモーションカードは少々厄介です。

僕の場合はwikiのカードナンバー一覧から飛んで、""その環境の現行パックの次弾の発売日の前日までに配布されたカード""を使用可能」としています。

例えば、WX-06環境でやるとしたら、WX-07の発売日前日までに配布されたプロモーションカードが使用可能、といった感じです。


③個人的ルール『出禁』

ウィクロスは少し特殊な環境だったこともあるので、僕が貸し出すデッキに勝手に出禁デッキ(非推奨デッキ)を決めて「なるべく楽しくプレイ出来る」感じにしてみました。

まあいわゆるオリジナルレギュレーションです。

余りにも特殊な止め系デッキ等はわざわざ組んでやるほど面白くないので、特に記載もなく出禁にしています。

……当時の環境トップのデッキを出禁って、それはもうゲートボールのコンセプトとは既に違うのではないか?というツッコミはごもっともですが、そこは各自一緒にやる人と相談の上で決めて貰えたらと思います。

出禁等の追加ルールについては、皆さんのプレイしたいゲートボールのスタイルに合わせて変えてみてください。

それでは僕が実際に組んだオススメのカードプールとその理由を書いていきます。


オススメのカードプール

☆WX-06環境 (2015年5月22日まで)f:id:TDUSIotQ:20220710162518j:image

WX06の有名なカードは、《ピンチ・ディフェンス》《ドント・エスケープ》《ドロンジョ》《カヤッパ》などです。

ピンチ系の2種類は長らく第一線級のアーツでしたし、《ドロンジョ》はレベル・種族の優秀さとユニークスペルとの相性の良さで様々なデッキで採用され続けました。

環境デッキで言えばWX-05までとさほど変わりはないのですが、ここは《アークゲイン》《ヴァルキリー》が2枚制限になった時期ですし、前述したアーツ2種類も元々あったものが非常に便利になった感じのものですので、このプールはオススメです。


この時期の個人的出禁デッキは【植物緑子】です。

繰り返しますが、ゲートボールにおいて環境トップを出禁にすることに異議がある方も多いと思います。

しかし、ご存じの通りこの環境の【植物緑子】は修復が2枚制限になったのもほぼ関係なく、一部のデッキ以外に対しては事故以外ではほぼ負けません。

わざわざ過去のデッキを持ち出して対戦しようという時にオープン段階で修復ループを見せつけられるのが確定してしまっては興が削がれること甚だしいと思いましたので、僕は出禁にしてみました。

……それと、【植物緑子】が使用可能だと、(それがあって勝てるかは別として)周りが何とかして勝とうとして無理矢理《烈情の割裂》や酷いときには《アンチ・スペル》なんかをレシピにねじ込んだりした結果、美しい比率の環境デッキだったのに身内メタ臭が濃くなってしまう……といったことも起こり得るかと思います。


☆WX-11環境 (2016年3月16日まで)f:id:TDUSIotQ:20220710162530j:image

WX11はinfected組5人が収録されていて且つそれぞれが非常に強力で、環境が大きく動いた弾です。

WX-07で追加されたレベル4ルリグ達はクロスへヴンを強要される為使い勝手が悪く、すぐにそれまで使われていたレベル4ルリグに戻すプレイヤーばかりでした。

その点を踏まえてか、この弾のルリグはどれも非常に優秀な効果を持ち合わせていました。

シグニも強力で尚且つ独特なものが多く、剥いても遊んでもとても楽しい弾だったと記憶しております。

アーツも《マイアズマ》《ブルバニ》と、ルリグコモンながら汎用性が非常に高いものが登場し、構築やプレイングにも大きく影響しています。

レベル3ルリグ達も見逃せません。

エクシードのコストになると効果を発揮するタイプの全く新しいレベル3ルリグは、同弾のレベル4ルリグと相性が抜群で、見た目よりも強力でした。

見ての通り僕はこの弾で追加された【迷宮軸純白ユキ】を組まなかったのですが、それはWX14で《最幸ユキ》が来てからが本番だと思ったからです。

それを抜きにしても、《エカリーテ》《クレリム》などの根幹となり得るパーツが次弾のWX12まで未収録なので、まだ組むには早いかと感じました。

それでもこの段階でもそこそこ強力なことには変わり無いので、組んでみるのもオススメです。

出禁デッキは特にありません。

後々のここの環境のレシピ集でパッと見出禁臭いのがありますが、実績多数の全国TCGゲートボール協会有志チームによる幾度とない検証……なんて出来なかったので、僕が寝る前になんとなく考えた結果セーフとなりました。


他の環境について

☆WX-01環境

・主なデッキ:太陽タマ・暁タマ・ピルルクΩ・晩成爾改・修復オサキ緑子

とてもシンプルでいい感じなのですが、シンプル過ぎてキーセレ初期ないしディーセレみたいな感じになりそうだったので今回は見送りました。

チャージング4晩成爾改は余りにも一直線過ぎるのと修復オサキ緑子は当然出禁推奨なので、太陽タマ・暁タマ・ピルルクΩとかで組んでみると面白い試合が出来るかも知れません。

コレクションデッキとしては所持しています。

☆WX-12~13環境

・主なデッキ:11弾のデッキ+紅蓮ユヅキ・タウィル=フェム・焦熱電機イカウリス

一見【龍獣ユヅキ】や【タウィル=フェム】【電機イカウリス】などが出揃ってきて楽しそうなのですが、ユヅキはレベル5を獲得するとすぐ《輪廻転生》を入れて【台風ヘルボロス】になったり、タウィルは大まかにやってることが第6弾初登場時と殆ど変わらず(今現在も多分変わっとらん)挙げ句《ウトゥルス》とか《ウムル=フィーラ》とか下にねじ込んでキメラにする例のアレの方が強かったりと、少し押し付け環境になった感があったので僕はWX-11環境にしてみました。

WX-12環境でも全然悪いことは無いと思います。



 ☆WX-14環境

・主なデッキ:13弾までのデッキ+ピルルクAPEX・植物緑子・迷宮最幸ユキ・紡ぐ者

【APEX】と【植物緑子】の対戦が見ものですが、ここまで来ると楽しめるのはガチガチにプレイしていた方だけのような気がしたので、僕は組んでいません。

あともうそこら辺の細かいプレイング覚えてない。


☆WX-15環境

・主なデッキ:後述

前弾から環境は特に変わりませんでしたので、ここでやるんならいわゆるロストレージリーグをやるということです。

ロストレージルリグ限定で初弾の新規種族のSR達を生かしてデッキを組めばいい感じに戦えそうですが、忘れてはいけないのが《ダイホウイカ》。

新規のアタッカーが新要素を使わせようと回りくどい条件ばかりだったので、《イカ》を色無視してデッキに搭載したものでロストレージリーグ(つってもただのウパ)は溢れ返り、「思ってたんと違う」ものが数週間続きました。

そのままやればただの《イカ》頼りの試合だらけでおもんなし、以前の弾を縛るとキーセレ初期のような不便でもどかしいだけの味気ない試合だらけとなると感じたので組むの辞めました。


☆それ以降の弾

ほぼ全てのルリグの耐久力が大幅にアップしたおかげでじっくり試合が出来るのはいいことなのですが、「とにかく試合時間が長い」「最近のとカードプールが大して違わないので現行オールスターとあんまり変わらない(辞めた人間からすれば)」ので何を使っても間延びして飽きやすいかなと感じ、組むの辞めました。

許容出来るのであればWX-18辺りからルリグ格差がだんだんと無くなってきた頃ですのでかなりオススメです。