紅蓮ウリス

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・簡単な解説

トップメタである【紅蓮タママユ】に対して高い勝率を出せるとして有名だったデッキです。

しかし、その効力は「しっかりとしたプレイング」をして初めて発揮されます。

実際【紅蓮タママユ】はデッキパワーが非常に高く、なおかつエクストラターンによりゲイン出して《マユ》効果でエクストラターンを得れば多少雑でも(当時のカジュアル勢で賑わっていた)ウィクロスパーティー程度ならまあまあ勝ててしまっていました。

この【紅蓮ウリス】に対してもそれは例外ではなく、適切に有効なプレイングをしなければそこそこ貫通されてしまいます。

今更踏み込んだプレイングについて語るのはアレですので各自じっくり遊んでみて有効なプレイングを見つけてみて下さい。

 

デッキの解説としましては、6弾で《ケルベルン》を獲得し攻撃面がかなり強化されています。

《ケルベルン》の効果は発動条件が緩く、【ウリス】でなくとも黒ルリグであれば発動しますので、さまざまな黒ルリグのアタッカーとして引っ張りだこでした。

《ミリア》の使い方は強い悪魔シグニを適当に戻しても強いですが《テキサハンマ》を優先的に複数戻し、

・デッキを削るカードで一気に落として蘇生させ《エニグマオーラ》《紅蓮ウリス》のライフクロスを増やす為のコストを稼いだり《紅蓮ウリス》のバニッシュ効果のコストで手札が減った際のアタッカーとしてデッキから出す

・相手のアタックフェイズに《アンサプ》のデッキ7枚落とし又は《デドスプ》《ガット》の蘇生効果で《メツム》《ミリア》を蘇生させデッキを削り《テキサハンマ》を捲って複数の面を防御する

…といったテクニカルな使い方も出来ます。

特に2つ目の使い方は、エクストラターン込みで複数の面を開けてアーツの効かない《アークゲイン》付きの天使で突っ込んでくる対【紅蓮タママユ】においてとても有効であり、これを知っているか知らないかで劇的に勝率は変わります。

アーツの《グレイブガット》は《スピサル》《モダンバウンダリー》を越す超高額カードで知られました。

今ではあまりピンと来ないかも知れませんが、《ガット》の強さはメインの蘇生だけではなく悪魔シグニを2体回収にもありました。

手札を全て捨てる代わりにたったの2エナでアタックフェイズ中に2体もの蘇生を行い2面防御する大味な効果とは裏腹に、自分のターンにアタッカーを揃えたりいざというときに【紅蓮ウリス】のバニッシュ効果のコストを捻出したりと、非常に小回りの利く値段相応の活躍が期待できるカードです。

当時のシングル価格は7000円強と価格も非常に凶悪かつ流通もあまりしていないにも係わらず2枚欲しいカードでしたので【ウリス】を組む際の一番の懸念材料でした。

画像のレシピではそこも懐かしむ為に敢えてシークレット仕様ではなくBlu-ray特典の初版を2枚採用しています。

 

……余談ですが、【ウリス】の象徴的なカードである《エニグマオーラ》は、決してやってはいけない使い方があります。

現役時代、僕は【ウリス】相手にそれをされたらその時点でこちらの勝ち確と言ってもいい程だったので次の試合のことを考え始めるレベルでした。

オールスターが滅茶苦茶になって《エニグマオーラ》が更に重要になった今でもそれは同じです。

そしてそれはあり得ない程めっちゃ単純なことです。

この時代の方がそれは分かりやすいかも知れませんので、気になった方は探してみてください。